被害者がとる手続き

交通事故の被害に遭った直後は誰でも気が動転して冷静ではいられなくなるものですが、事故後の賠償や示談交渉を円滑に進めるためにやっておかなければいけないことがいくつかあります。とくに自動車との接触事故の場合、ケガの程度が深刻な場合が多いので、なるべく早い段階でこちらの状況を相手側に伝える必要があります。自動車との接触事故の場合、相手の車のナンバーをひかえておくことが絶対条件です。くわえて相手の連絡先(住所、電話番号など)を聞きだしておくと、後々の示談交渉や裁判で役に立ちます。

事故によってこちらがケガを負った場合は必ずその日か翌日のうちに病院へ行き、正式な診断書をもらいましょう。診断書は事故の程度を客観的に伝える材料であり、裁判を有利に進める武器にもなります。裁判がもつれこんだ時にそなえて、事故の目撃者を見つけておくのも効果的です。事故の規模にもよりますが、事故発生から示談の成立まではおおよそ3ヵ月ほどかかるのが一般的です。交通事故被害の事後処理を円滑に行う一番のポイントは、事故後すぐに絶対に公的な第三者を介入させることです。

交通事故被害の対応は絶対に当事者だけで解決を図ってはいけません。警察や医療機関、弁護士など、事故の状況を客観的に証明してくれるところと早急に連携を図り、事実を積み重ねるかたちで交渉を進めていくのです。

この時に大切なのは、正確な情報だけを伝えることです。こちらの証言に少しでも正確性の欠ける部分があれば、交渉を対等に進めることは難しくなります。当たり前に思えますが、事故直後はパニック状態になっているため、どうしても記憶が曖昧になりがちです。そのため、事故に関わることはどんな細かいことでもメモに残しておくことが鉄則となります。